鬼滅の刃の魅力は何なのか【現在7コ記述】
全くの新参ですが、時流に乗っかって少しずつ書いてみます。(※ネタバレは普通にしてます)
柱が魅力的
一人一人キャラが立っていて、特に柱合裁判で一気に登場した時は、ダイの大冒険の6大軍団長集結のようなワクワク感があった。(下弦の鬼の集結(終結)はそれは悲惨だったが…)
初めて見た時は、岩柱はるろ剣十本刀の悠久山安慈的なポジなのかとか、何か派手に頚斬るとか言ってる協専ハンターのシェフみたいな(左目)やべー奴いるとか(後にイケメン認定)、あんまり聞かないけど義勇と無一郎ってちょっと見た目被ってね?とか思いました。
しかし最終盤で、初登場時ネチネチしていた伊黒の「炭治郎 感謝する」とか、初見で禰豆子を殺しに掛かった不死川(兄)が、弟に禰豆子を重ねて優しい目でなでるシーンとか見ると、もう心がキュンキュンしてしまいますね。
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主人公 炭治郎
非常に家族想いで、女性的な優しさも感じる。
「女の子一人につき〇〇二つついてんだよ」とか言い出すこともなく(でも善逸人気あるんだよな…)、三人娘(なほ・きよ・すみ)にも懐かれながら仲良くやってる。
ちょっと話はずれるが、童磨に対するしのぶの「とっととくたばれ糞野郎」という台詞にも、(男の都合の良い妄言を一刀両断するような)女性的な視点を感じる。
無限列車での「ここに居たいなあ ずっと」とか、「言うはずが無いだろうそんなことを 俺の家族が!!」は、炭治郎の思いに泣いてしまいますね。
等身大の自己肯定(俺は長男だから我慢できた)や自己鼓舞(俺はできる奴だ!!)にベジータのようなエリート意識は微塵もなく、ダイの大冒険のように世界の表に出るような勇者でもないので、より身近に感じられるのかもしれませんね。
「お前は 存在してはいけない生き物だ」というゴンさん的な振れ幅もあり、デスノートみたいに振れっ放しなのも面白いが、やはりより大勢に響くのは王道なのだと思わせてくれた気がします。
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ラスボス 無惨様
あまりに有名な下弦の鬼へのパワハラ(何がまずい? 言ってみろ)(黙れ 何も違わない 私は何も間違えない)と粛清により、鬼殺隊十本目の柱である鬼柱の地位を得る。縁いチートの前に(生き恥)ポップコーン化(公式認定)して逃げるのも斬新。
しつこい 飽き飽きする 心底うんざりした
日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう(提案)
というのも、ありそうでなかったラスボス像な気がします。
るろ剣の志々雄のようなカリスマ性はなく(ある意味あるのかもしれないが)、投票的な人気もあまりないようだが、そのクズ的思考は今日の世界に合っているような気もする。
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暗く静かに語られる過去
個人的に幽遊白書は終盤の方が好きですが、躯の元で語られる忌み子飛影の物語のような、暗く静かなトーンが回想シーンの底流となって流れている感じがします。鬼にも、それなりの理由があるということでしょうか。
まつ毛バシバシの狛治さんを慕う恋雪さんかわいい。
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人間の壊れやすさ(不可逆性)
手足(場合によっては頚)を斬られても再生する鬼と違って、人間の欠損は不可逆で、肺もざっくり斬られて息もできないとか痛々しくて、だからこそ悲壮感と緊張感が生まれる。
死や復活が段々軽くなって、ツール実行(作業)的になる漫画もありますからね。毒は有能すぎる気もしますが、敵の強さを考えるとどうしてもからめ手は必要なのかもしれません(蟲の王メルエムも最後は毒でしたし)。
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技の名前がかっこいい
るろ剣の九頭龍閃や牙突零式なんかに中二心をくすぐられた記憶がありますが、月の呼吸の厄鏡・月映えとか、ヒノカミ神楽の灼骨炎陽とか、仏教のお経にも出てきそうでありながら日本語の妙を感じます。呼吸の派生系統図なんかも好きです。(鬼殺隊の階級設定はもう少し生かしてほしかったですが)
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画風
デフォルメなのか作画のバランスなのか、特に非戦闘シーンで目をいびつに大きく感じたりなどはあるが、兄上の六つ目デザインとか斬新で(のちに恥ずか死)、戦闘シーンの大ゴマもカッコいい。最終話(現代編)の「どうして誰も起こしてくれなかったんだろう~」(皆勤賞が欲しいんだあ)なんかはちょっと不安になるが、スッキリしすぎないどこか不安定な線も目を引き付ける要素になっているのかもしれない。
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